「団塊世代」「Z世代」「ゆとり世代」…
いろんな名前を聞くけど、正直どれがどれなのかよくわからん!
って人も多いはず。
世代の名前って、実は“生まれた年代”だけじゃなくて、
そのときの社会の動きや流行・文化によってつけられていることが多いんです。
ここでは、よく聞く世代の名前を
「いつ生まれた人たち?」と「どういう背景で名づけられたの?」って視点で、
ざっくりまとめた一覧表を作ってみました。

読みながら「これ、自分のことかも?」と思ったら、
あとでその世代の詳しい説明もチェックしてみてくださいね!
世代呼び方一覧表【年齢・生まれ年まとめ】
世代名って、なんとなく耳にしたことはあっても
「どの年代がどの呼び方なのか」って、意外とちゃんと知らなかったりしますよね。
ここではまず、「いつ頃生まれた人が、どんな呼び方で呼ばれてるのか」を
一覧表でざっくりチェックしてみましょう!
読みながら「これ、自分のことかも?」と思ったら、
あとでその世代についての解説もチェックしてみてくださいね。
📋 世代呼び方一覧|分類タイプつき(※スマホは横スクロール)
世代名 | 生まれ年の目安 | 2025年時点の年齢 | 特徴・背景のひとことまとめ |
---|---|---|---|
団塊世代 | 1947〜1949年 | 76〜78歳 | 戦後ベビーブーム世代。人数最多クラス |
しらけ世代 | 1950〜1964年 | 61〜75歳 | 学生運動後の無気力・ 安定志向世代 |
新人類世代 | 1960〜1970年 | 55〜65歳 | 親と価値観がまったく違う「新しいタイプの若者」 |
バブル世代 | 1965〜1969年 | 56〜60歳 | バブル景気で就職超売り手市場。消費意欲も高め |
X世代 | 1965〜1980年 | 45〜60歳 | グローバル的には団塊の次。日本では影が薄いことも |
団塊ジュニア世代 | 1971〜1974年 | 51〜54歳 | 団塊世代の子ども世代。数が多く受験・ 就職も激戦 |
氷河期世代 | 1971〜1984年 | 41〜54歳 | バブル崩壊後の超就職難世代。正社員になれず社会問題化 |
ミレニアル(Y)世代 | 1980〜1990年 | 35〜45歳 | ネット黎明期を体験。海外発祥の“デジタル草創世代” |
プレッシャー世代 | 1985〜1989年 | 36〜40歳 | 高学歴・成果主義のプレッシャーと戦った狭間世代 |
ゆとり世代 | 1987〜2004年 | 21〜38歳 | 学習指導要領の大改革で「ゆとり教育」実施世代 |
さとり世代 | 1995〜2003年 | 22〜30歳 | 無欲・安定志向・SNS世代とも呼ばれるネーミング文化発 |
Z世代 | 1995〜2010年 | 15〜30歳 | デジタルネイティブ。個性・多様性・SNS前提の価値観 |
α世代 | 2010年〜(現在も継続) | 0〜15歳 | タブレット・AIが当たり前の時代に生まれた最年少世代 |
表を見て「思ったよりたくさんあるな…」と思った方もいるかもしれません。
実は、世代の呼び方って“年代をきっちり区切って決められた”ものばかりじゃなくて、
その時代の雰囲気や社会の動きから、あとから自然に生まれた呼び名も多いんです。
だからこそ、似たような年代に“いくつもの呼び方”が存在していることもあります。



このあと、その理由や違いについて、解説していきますね。
世代ってなに?どうして名前がついてるの?
「Z世代」「ゆとり世代」「団塊世代」…
なんとなく聞いたことはあるけど、
よく考えると「誰が決めたの?」って不思議に思ったことありませんか?
たとえば、
「昭和の雰囲気で育った人」
「スマホが当たり前にある時代に育った人」みたいに、
生まれた年+育った環境が大きく関わってきます。



ただ、これがやっかいで…。世代の名前って、誰か1人や国の機関が“正式に決めた”というわけじゃないんです。
中には「ゆとり世代」のように、
文部科学省の教育方針がきっかけで広まったものもありますが、
「Z世代」や「さとり世代」のように、
企業のマーケティングやSNSの流行から広まった名前もあります。



つまり、「世代の呼び方」は、誰が・どんな目的で使っているかによってもバラバラなんですね。
このあと、「どうやって呼び方が生まれているのか?」
を3つの分け方に分けて見ていきましょう。
呼び方の違いは“分け方の違い”だった!
「Z世代」って言われたり、「ゆとり世代」って言われたり。
同じくらいの年に生まれてるのに、なんで呼び方がバラバラなの?
…って思ったことありませんか?
それ、実は「分けている“基準”がちがうから」なんです。



世代には、だいたい次の3つの分け方があります。
教育・制度ベース
学校の制度や、就職のルールなど“社会のしくみ”によって分けられた呼び方。
たとえば、「ゆとり世代」は、
文部科学省が決めた“ゆとり教育”の時代に学校へ通っていた人たち。
「氷河期世代」は、就職がすごく厳しかった
“就職氷河期”に社会へ出た人たちを指しています。
マーケ・文化ベース
価値観やライフスタイル、流行・SNS文化から生まれた呼び方。
「Z世代」や「さとり世代」は、
どちらも“どんな考え方で育ったか”に注目した呼び名です。
企業がマーケティングで使ったり、SNSで広まった言葉が多いのが特徴です。
人口統計ベース
「たくさん生まれた年の人たち」をひとまとめにした呼び方。
「団塊世代」は、戦後に子どもが一気に増えた
“ベビーブーム”のころに生まれた世代。
その子どもたちが「団塊ジュニア世代」と呼ばれます。



どの呼び方も、見ている“軸”がちがうだけで、
それぞれ意味があるし、ぜんぶ「まちがい」ではないんです。
このあと紹介する図では、
各世代がどの分け方に当てはまるのかをまとめてみました👇
世代って“かぶる”の?呼び方がいくつもある理由
ここまでの話をまとめると、
世代の名前って、
ということがわかります。
下の図は、それぞれの世代が
「どの分け方に当てはまるのか?」をまとめた一覧です。


図を見て「この世代っていくつかにまたがってない?」と感じた方、
それはとても自然なことなんです。
たとえば、1995年生まれの人は…
- 学校制度では「ゆとり教育」を受けていた → ゆとり世代
- 価値観やSNSの使い方は「Z世代」の特徴そのもの → Z世代
こんなふうに、制度と文化、それぞれの視点で名前が違うんですね。
また、世代によっては複数の分け方にまたがっているものもあります。
- Z世代は「マーケティング(価値観)」の文脈でも使われつつ、
最近では教育や就職制度とも結びついて語られることが増えてきました。 - 氷河期世代も、「人口が多かった団塊ジュニア世代」と重なる一方で、
“就職氷河期”という制度上の影響が大きい世代でもあります。



このサイトでは、整理のしやすさを重視して、**Z世代は「マーケ・文化ベース」、氷河期世代は「教育・制度ベース」**として分類しています。
今の年齢から見る「あなたは何世代?」【2025年版】
「自分って何世代なの?」と気になった人向けに
、年齢からざっくり世代をチェック!
ここでは、2025年時点での年齢をもとに
「あなたはどの世代?」を見やすくまとめました。
20代(Z世代中心)


スマホもSNSも生まれた時から当たり前。
学校ではタブレット学習、情報は“検索する”より
“流れてくる”感覚が当たり前のデジタルネイティブ世代。
小学生のころからYouTube、Instagram、
TikTokが身近にあって、流行を“自分で発信する”ことにも抵抗がないのが特徴。



「“バズる”って言葉、僕らには生活感ある言葉なんすよね」



「俺らの時代はバズるどころか、録画失敗で泣くほうが多かったぞ(笑)」
この世代は、Z世代ど真ん中の
“スピード感と共感”で動く感覚を持った新しい価値観の中心。
30代(ミレニアル世代/Y世代)
ガラケー、プリクラ、着うた、iモード…
そんなワードに“青春”を感じるのがこの世代。
小中学生の頃はテレビっ子で、
20代になる頃にはSNSやスマホが登場。
昭和の面影と平成の個性文化の両方を体験しており、
「デジタル移行期のリアル」を知っているのがミレニアルの魅力。



「着うたのDLに命かけてたやつ、いたよなぁ〜」



「ギャル文字全盛期とか、“写メ交換しよ?”がキラーワードだった世代っすね」
今の30代は、アナログとデジタルの“中間点”としての
バランス感覚を持つ、橋渡し的な存在でもある。
40代(X世代の後半〜Y世代前半)
ジャンプ黄金期、ファミコンブーム、
駄菓子屋でストII大会…そんな文化のど真ん中で育ってきた。
思春期にパソコンや携帯電話が登場し、
大人になる頃にはインターネット時代に突入。
世代ラベルがやや曖昧になりがちな分、“濃い体験”が多いのが特徴。



「この世代、なんか“遊びの幅”が異様に広いっすよね」



「アニメも漫画もゲームも“全部リアルタイムで通ってる”ってやつな!」
カルチャーの移り変わりを体感してきた世代だからこそ、
感性の幅も広く、ジェネレーションギャップも上手に乗りこなす傾向あり。
50代(X世代)
昭和のど真ん中で育ち、“テレビと漫画”が一番の娯楽だった時代。
ファミコンやラジカセ、CD、レンタルビデオ、
カセットテープ…全部が“最新テクノロジー”だったあの頃。
就職氷河期を経験した前半層も多く、
“がんばること”が美徳とされていた時代に育った人たち。



「“人に聞く前に辞書引け”って、ガチで言われてたもんな…(遠い目)」



「でも、そういうとこが“芯のある大人感”って感じっす」
X世代は、アナログとデジタルの橋渡しをしつつ、
“自分の価値観”を持っている大人が多い安定世代。
60代(団塊世代・しらけ世代など)
戦後のベビーブーム世代(団塊)から、
高度経済成長とともに育ったしらけ世代までを含むこの年代。
カラーテレビの普及、ビートルズの来日、
オイルショック、学生運動…
歴史的な出来事をリアルタイムで経験しながら、
日本の成長とともに歩んできた世代。



「“朝はチャンネル争い”って、リアルで聞いたことあります!」



「テレビが1台しかないのが当たり前だったんだよ、家族の会話も多かったなぁ」
この世代の人生観は「努力・根性・団結」が軸になっていて、
現代の若い世代とは感覚がまったく違うからこそ、対話の価値も大きい。
🧬 世代ごとの価値観と空気感まとめ
“どの世代か”を知るだけじゃなく、
その時代に何を見て、どんな空気の中で育ったのかが分かると、
自分の価値観や行動パターンにも納得感が出てくるはず。
ここでは、世代ごとに
「当時の空気感」「育った環境」「価値観」
をざっくり整理してみました。
昭和世代(団塊〜バブル)=物質的豊かさの時代
戦後の復興から高度経済成長期を経て、
「モノを持つこと=幸せ」という価値観が強かった時代。
カラーテレビ、車、冷蔵庫、クーラーといった
家電が“憧れ”から“常識”になっていった。
就職したら定年まで働くのが当たり前で、
「会社は家族」的な空気も強かった。
努力・根性・上下関係が重んじられ、家庭でも“親が絶対”な時代。



「“エアコンつけるのは贅沢”って言われた時代だぞ?マジで我慢が正義だった(笑)」



「でも、“家族でちゃぶ台囲んでテレビ”って、ちょっと憧れますね…!」
この世代は“昭和の価値観”をしっかり持っているぶん、
今の時代とズレを感じやすいことも。
平成世代(X〜Z)=アナログとデジタルが交差した“混合期”
X世代はアナログ文化のど真ん中で育ち、
徐々にデジタルと共存していった“移行期”。
Y世代はデジタルの入り口を体験しつつも、
アナログの名残をリアルに知っている“ハイブリッド型”。
Z世代は完全デジタルネイティブだが、
物心ついた時代にはまだ“ガラケー”も残っていた。
つまり、平成生まれの多くは「どっちの世界も知ってる」からこそ、
柔軟に対応できるが、迷いやすさも抱えやすい世代でもある。



「僕、テスト用紙が手書きからPDFになった時代なんですよ…“切り替わり”だらけでした!」



「平成って、“ネットは怪しい”って時代から、“ネットで人生変わる”って時代まで全部あるんだよな」
昭和的な“我慢して頑張る”価値観と、
令和的な“自分らしくゆるく”の間で、
バランスを取りながら生きてきた世代。
令和世代(α世代〜)=完全デジタルネイティブ時代
2010年代以降に生まれた子どもたちは、
初めて触った端末が“スマホかタブレット”という世代。
テレビよりYouTube、通知よりTikTok、
連絡手段はLINEではなくゲームアプリやSNS内チャット。
モノより体験・見た目より共有・検索より
“おすすめされる”ことに価値を感じるなど、
すでに旧世代とは全く違う感性を持って育っている。



「僕のいとこ(小学生)、“テレビは巻き戻せないから不便”って言ってて震えました…!」



「俺らの時代は“録画のために友達の家に集合”だったのになぁ」
この世代にとっては
「指で操作できないものは不思議」「AIはいるのが当たり前」。
もはや人間関係も価値観も“ゼロベースで再構築されてる
よくある世代のギモンQ&A
Q. ゆとり世代とZ世代って、どう違うの?
A. 見ている“軸”がちがいます!
ゆとり世代は「教育制度」による区分。
Z世代は「文化や価値観」のくくり方です。
なので、どちらにも当てはまる人がいてもおかしくありません。
Q. 自分がいくつかの世代にまたがってる気がするんだけど…
A. その感覚、まさに正解です。
世代は“年単位でピシッと区切られてるわけじゃない”ので、
ある人が「2つ以上の世代」に属していても自然なことです。
年の境目に生まれた人ほど“どちらの要素もある”のが普通なんです。
Q. X世代ってあんまり聞かないけど、どういう立ち位置?
A. 海外ではめちゃくちゃ使われてます。
X世代は、団塊世代とミレニアル世代の間にあたる人たち。
海外では「中間管理職世代」「現実的・落ち着き派」などの特徴で分析され、
マーケティングでも重要視されています。
日本ではあまり話題になっていないだけなんです。
Q. 世代って、誰がどうやって決めてるの?
A. 実は“決まったルール”があるわけじゃないんです。
ある時代の空気感・制度の変化・文化の流行などから、
自然に呼ばれるようになった名前が多いんです。
だからこそ、同じ年代でもいくつもの呼び方が生まれやすいんですね。
まとめ|世代の呼び方を知るときは“何が軸か”を意識しよう
「Z世代」「ゆとり世代」「氷河期世代」など、
同じ年代の人でも呼び方が違う理由、少しスッキリしたでしょうか?
大事なのは、“いつ生まれたか”だけじゃなくて、
「どんな文脈で使われているか」=何を基準にした呼び方かを意識することです。
世代の名前には、その時代に生きてきた人たちの空気や背景がつまっています。
「この名前が正解」「この呼び方は間違い」と切り捨てるのではなく、
それぞれの世代がどういう時代を生きてきたのか?
その違いを知ることで、もっと相手のことがわかるようになるかもしれません。
名前の違いの裏には、「その時代をどう見ていたか」の違いがあります。
だからこそ、“呼び方”を知ることは、“社会の見え方”を知ることでもあるんです。
この記事が、「自分はどの世代なんだろう?」と思ったときのヒントになればうれしいです!
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